AGAとは男性型脱毛症です。
薄毛や抜け毛で悩まされている男性の多くがAGAとされています。
AGAの治療を行うためには、AGAがどのような症状なのかを理解することが大切です。
AGAとは?
AGAとはAndrogenetic Alopeciaから名づけられたもので、男性ホルモンに起因する薄毛・抜け毛症状です。
医学の進歩により、薄毛や抜け毛のメカニズムも解明されてきています。そのため、治療法も確立されるようになり、薄毛や抜け毛の悩みを解消できるようになりました。
男性ホルモンの影響であることが分かった
AGAの原因の一つに男性ホルモンの影響が考えられます。
かつて髭が濃い、胸毛が生えている、毛深い。このような特徴を持つ男性はハゲやすいと囁かれていましたが、これらは決して都市伝説ではなく、男性ホルモンの影響を踏まえるとむしろ因果関係が強いものであることが分かってきました。
AGAの主な原因として、男性ホルモンの一種であるテストステロンが還元酵素・5αリダクターゼと結合することでジヒドロテストステロンへと変化。
このジヒドロテストステロンこそ、薄毛や抜け毛の原因となるものです。
毛周期に悪影響を与えるジヒドロテストステロン
ジヒドロテストステロンは毛周期に悪影響を与えることで薄毛や抜け毛を加速させます。
人間の毛は大きく、
- 成長期
- 休止期
- 退行期
の3つに分類できます。
健全な毛であればしっかりと成長し、成長が終わってから休止・退行となるのですが、AGAの場合、成長が終わる前に休止・退行が確認されます。
そのため、毛が細くなったり、抜け毛が増えて薄毛が目立つようになります。
AGA治療とは、ジヒドロテストステロンによって悪影響を受けた毛周期を正常なサイクルに戻すという一面もあります。
AGA治療の種類
AGA治療にはいくつかの方法があります。
予算、成果等が異なりますので、自分に合った方法を選ぶことが大切です。
内服薬
5αリダクターゼの働きを抑えるフィナステリドを内服することで、ジヒドロテストステロンの発生を抑える治療です。
AGA専門クリニックだけではなく皮膚科や内科、さらには頭皮とは関連性が薄い診療科目の病院が用意しているケースも増えています。
外用薬
ミノキシジルによって血管を拡張することで、血流増大によって育毛効果を高める治療です。
ドラッグストア等で販売されている医薬部外品ではなく、第一種医薬品として認められているもので、気になる部分に塗布する治療です。
ちなみにミノキシジルの内服もあります。
こちらは特定部分だけではなく、体全体の発毛効果を促進するものです。
HARG治療
薄毛や抜け毛が気になる部分に直接発毛促進が期待できる栄養成分を注入する治療です。
内服薬や外用薬と比較すると高額な治療ではありますが、より短期間での効果が期待できる治療です。
こちらは主にAGA専門のクリニックに用意されています。
どこで治療を受けるのか
AGA治療は、フィナステリドの処方だけであれば様々な病院で行われています。
しかし、果たして本当にAGAなのか。内服薬だけの治療で良いのか等、まずは一度しっかりと診断してもらうことも大切です。
その点では、フィナステリドの処方だけではなく、DNA検査を行うなど、原因の追求から行ってくれるAGA専門クリニックを選んだ方が自分自身の状況を把握しやすいです。